体力作りと健康の重要性

私が20代のころくらいまでは、自分の健康に気をつかっている人はあまり見かけませんでした。ところが、近年は日本でもフィットネスブームが到来し、自分の健康に気をつかう人が増えてきたようです。これは大変結構なことだと私は思っています。

なぜなら、健康なくしてはどんな努力も意味をなさないからです。私が子供のころ、秀才は勉強ができても体力がなく、反対に不良たちは勉強ができないけど、スポーツはできるといった感じでした。私と同年代の人だと、今でもこのようなイメージを持っているかもしれません。しかし、現実は健康状態がよく、かつ体力がある人のほうが、より高い能力を身につけているのです。

健康と体力がすべての基礎になる

私自身は、1に健康、2に体力、3に努力だと考えています。

健康と体力がなければ、まず集中力が長時間持続できません。その結果、努力をしようにも気力が続かない状態に陥ります。わりと知られていないようですが、物事が長続きしない人の多くは、健康状態が悪く体力もないことが多いのです。

健康状態と集中力の関係

健康状態が悪いとは、いわゆる不定愁訴がある状態です。不定愁訴というのは、身体の各部における原因がよくわからない不調のことです。たとえば、偏頭痛や肩こり、めまい、胃が重い、身体がだるいなどの症状をいいます。自分の身体にこのような症状があると、物事に集中しようにも身体の不調に気を取られてしまい、深く集中することができなくなります。

頭痛があるときなど、本を読んでもなかなか頭に入ってこない経験をした人もいるでしょう。これは集中力が分散してしまうからです。健康状態がいいときは、目の前の文章に100%集中することができますが、頭痛などがあると、痛みに気を取られて50%くらいしか集中できないといったことが起こります。そうなると学習や仕事の効率は著しく下がってしまいますから、まずは身体を休めて不調を取り去ることを考えたほうがいいでしょう。

どんなことをするにも筋力を使っている

そして忘れてはならないのが体力です。いくら健康状態がよくても、肝心の体力がないとこれまた集中力が長続きしません。ここでは、健康状態がよいことを不定愁訴がない状態だとしましょう。そして体力とは、筋力と持久力のことだと考えてください。何かを学習するにしても、仕事をするにしても、同じ姿勢を保持したり、同じ動作を繰り返したりと必ず身体を使います。身体を使うということは、筋肉を使うということですから、体力がないと長続きしないというのは、考えれば誰でもわかることだと思います。

また、体力があると肉体的に余裕ができるので、体力がないときより多くのことに注意を向けられるようになります。つまり体力があると、学習や仕事を質の高い状態で、より長い時間続けることができるのです。

筋トレのススメ

もし、あなたがこれから高い能力を身につけたり、仕事で結果を出したいと思っているのなら、健康と体力についての知識をつけることをおすすめします。健康維持と体力作りのため、私がおすすめするのはジョギングより筋トレです。筋トレだけでも持久力は高められますし、ジョギングより短時間の運動ですみます。ジョギングはやりすぎると、ランナーズフェイスといって目尻のしわが増えたり、ほうれい線が濃くなったりする原因になります。ほとんどの人は、見た目もできるだけ若く保ちたいと考えていると思うので、私はジョギングより筋トレをおすすめしています。

筋トレに関する情報については、最近は個人のブログだけでなくYou tubeで質の高い情報を手に入れることができるようになりました。筋トレにハマると、トレーニングの方法だけでなく、栄養に関する知識も必要になってくることがわかるでしょう。そうしてトレーニングをしながら、サプリメントやプロテインの知識を取り入れ、自分の身体で試していくと次第に結果がでてきます。自分の身体が変わってくると、「自分もやればできる」という自信に繋がってきますし、汗を流せば気分も爽快で精神面にも良い影響を与えます。

「自分の能力を高めていきたいけど、何から手をつけて良いのかわからない」と思っているなら、まずは筋トレで体力作りに励んでみてはどうでしょうか? まずは自分のペースで少しずつ継続することを考えましょう。それが半年も続けば習慣となり、継続することが苦ではなくなります。継続できれば、いづれ結果は追いついてきますし、学習や仕事にも成果がでてくるはずです。