偏差値30以下からの読書法

ここでは、高校時代の私のように偏差値が30以下からでも、平均以上の理解力を身につけられる読書法について簡単に解説していきます。

もし、あなたがかつての私のような劣等生で、かつ「本気で能力を高めたい」「収入を上げたい」と考えているなら、ここに書かれた内容は必ず役に立つはずです。

あまり言いたくはありませんが、今の世の中、頭が悪くてはまともに渡っていけないのが現実です。

一般的に、人から頭が悪いと思われるの最大の原因は「言葉に対する理解力が低い」ことです。

言葉に対する理解力が低いと、世の中にあるたくさんの情報を自分に取り込めません。現代社会のほとんどの情報は、言葉か文字で伝えられます。最低でも普通の大卒くらいの理解力は読書で身につけておきましょう。

【第一段階】 毎日、読書して文字を読むことに抵抗をなくす(目安期間:3ヶ月~半年)
【第二段階】 わからない言葉の意味を調べて語彙力を増やす(随時)
【第三段階】 いろんな種類の本を読んで言葉の表現力を増やす(随時)
【第四段階】 200ページくらいの本なら数時間で読めるようになる(目安期間:1年)
【第五段階】 ジャンル問わず1000冊を目標に読破する(目安期間:10年)

簡単に5段階にわけてみました。ここまでくれば、一般的な大卒レベルの言葉の理解力は身につくでしょう。それでは順番に説明していきます。

【第一段階】 文字を読むことに慣れる

学生時代あまり勉強してこなかったということは、本などの文字もあまり読まなかったはずです。

そういう人は、文字を読むことがかなり”しんどい” 状態になっています。長文を読むとすぐに眠くなったり、目が疲れたりしてくることでしょう。

かつての私もそうでした。しかし、それではこれからの時代を渡っていくことはできません。

とりあえず、ブックオフの100円コーナーで、自分でも読めそうな本を買って読んでみましょう。最初の1ページでいいので、何冊か読んでみると、自分に合うものがそのうち見つかります。

最近なら、AmazonのKindle Unlimitedもいいかもしれません。月額1000円くらいで読み放題ですからコスパは抜群です。ただし、読み放題だからといって漫画にハマらないようにしましょう(笑)

本が選べたら、その本をいつも自分が座る机や枕元など、目につく場所においておきます。そして、気が向いたら1~2ページでもいいので毎日読みましょう。

ポイントはいつも自分が目につく場所に置いておくことです。本を読む習慣のない人が、本棚や机の引き出しに一度本を入れてしまうとまず読みません。

なので、常に自分の目につく場所に置いておくのです。そして、一度読み始めた本は必ず最後まで読むようにしましょう。

内容が頭に入らなくてもかまいません。まったく内容を覚えてなくても気にしないでください。最初は文字を読むことに慣れることが目的ですから、気にせずどんどん読んでいきましょう。

【第二段階】 わからない言葉の意味を調べる

文字を読むことに慣れてきたら、今度はわからない言葉の意味を辞書で調べましょう。

スマホやiPadで読書をすると、わからない単語を範囲指定するだけで、オンライン辞書から勝手に意味を検索してくれます。紙の本を読むときは、いつもスマホかPCを横に置いておき、すぐに検索できるようにしておきます。

ノートに意味がわからない単語を書き出して、あとからネットで調べてもいいですし、本に赤線を引いて、あとからまとめて調べてもいいと思います。

とにかく、自分がやりやすい方法を見つけましょう。「意味を調べたのにすぐに忘れてしまう」そんなこともあるでしょう。

気にしないでください。何度でも検索すればいいのです。本を何冊も読み進めるうちに、嫌でも語彙力が増えてくるはずです。

【第三段階】 複数ジャンルの本を読んで言葉の表現力を増やす

ここでは本を読む以外、とくにすることはありません。

第二段階と同時並行で進めていけばよいと思います。ジャンルや作者が変われば、言葉の表現も違います。同じ意味の言葉でも、言い回しが違ったりすることがあるので、チェックしておきましょう。

言葉の言い回しは十人十色です。あなたがこれから多くの人と会えば会うほど、言葉の表現を知っていることが役に立つはずです。

【第四段階】 200ページくらいの本を数時間で読めるようにする

何冊も本を読み進めていくと、読むスピードがどんどん速くなってきます。

だいたい200ページくらいの本なら、3時間もあれば読めるようになるでしょう。あなたにやる気があれば、ここまで1年もかからないと思います。

あとは量をこなすだけです。

【第五段階】 ジャンル問わず1000冊を目標に読破する

5年、10年かかってもいいので、とりあえず1000冊を目標にしてみましょう。

1000冊も読めば、平均以上の語彙力や表現力は身につくはずです。区切りもよく、達成感もありますから多少はあなたの自信にもなるでしょう。

ここまでくれば、文字を読んで情報を仕入れることが苦にならなくなります。記憶力も高まっていますから、さほど難しくない資格なら、少し勉強すれば普通に合格できるレベルにはなっているでしょう。

ちなみに、私は仕事をしながら1000冊読むまでに、8年ほどかかりました。

3ヶ月くらいの短期間でいつもの2~3倍の読書をすると、一気にレベルが上がります。ちょっとしんどいですが、少しでも早く能力アップしたい人は試す価値アリです。

ただし、ここで安心してはいけません。ここはあくまでスタート地点です。

1000冊も読めば、それなりに知識も頭に入っていると思います。ですが、本で手に入る知識はあくまで他人のものであり、自分のものではありません。

本だけでは情報量も不足しています。知識はあくまで、あなたが何かを実行するための手段であることを忘れないでください。

それを忘れて、読んだ本の数を自慢するようになってはいけないのです。

本の知識を実行に移せるようになって、初めて人から一目置かれるようになるからです。せっかくここまで来れたのなら、本当にデキると言われる人を目指しましょう!

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