創意工夫は余裕から生まれる

あなたは普段、余裕を持って生活ができているでしょうか? もし、あなたの毎日に余裕がないと感じているなら、環境を変えることを考えたほうがいいかもしれません。

余裕のないところに創意工夫は生まれない

世の中には、ブラック企業と呼ばれる会社が多数存在します。ブラック企業と呼ばれていなくても、その内情をのぞいてみると、従業員にまったく余裕を持たせず働かせている会社も珍しくありません。今のあなたの職場が、そのような環境であれば長居はしないほうがいいでしょう。

これからの時代を生き抜くには、これまで以上に創意工夫というものが必要になります。とくに仕事はそうです。今までにない仕事の進め方、今までにない技術、今までにない製品やサービス、これらを作り上げた企業が莫大な利益をあげることになります。

そして、利益の源泉となる創意工夫は、気持ちの余裕から生まれるのです。気持ちの余裕を持つためには、まず時間の余裕、次にお金の余裕が必要になります。

創意工夫というのは、ある意味、娯楽の性質を持ちます。娯楽とは遊びです。仕事でもなかば遊びの感覚でやった方が成果がでるのです。なぜなら、人間は楽しんでいるときほど、様々なアイデアが頭に浮かぶからです。

逆に、余裕のないところには創意工夫は生まれません。

考えてみて下さい。毎日の生活で精一杯、お金を稼ぐために長時間労働する自分を。そんな状態で、仕事に工夫を加えることができるでしょうか? 何か新しいことを考えることができるでしょうか? 間違いなく無理だと思います。

また、お金があまりにない状態も問題です。お金を日々生きていくだけの生活にしか使えない人は、新しい情報を仕入れることができません。情報がなければ、創意工夫をすることは難しいのです。

余裕のない職場からは早めに離れる

そのため、ブラック企業と呼ばれるような職場、そうでなくとも気持ちに余裕の持てなくなるような職場からは早めに離れるべきなのです。

具体的にあげてみると、

 平均拘束時間が長い職場(毎日12時間以上拘束 、週休2日以下など)
 給料が安い職場
 パワハラが横行している職場
 閉鎖的で同調圧力が強い職場
 肉体的にハードで体力的な余裕がなくなる職場

このような職場です。

これらのような職場では、余裕を持って毎日を生活することができなくなります。ブラック企業と呼ばれる職場では、上記の内容が3つ以上当てはまっていることが多いです。

ブラック企業の経営者は、基本的に会社を発展させるより、現状維持を目的としているところがほとんどです。「自分が会社にいる間、今の地位が維持できればいい」と。

当然、従業員のことなど考えていません。
彼らは自分や自分の身内さえ良ければそれでいいのです。

あなたが不運にも、そのような職場に入ってしまったら、早めに離れることをオススメします。そのような企業に長く勤めたところで、自分の人生の大切な時間を浪費するだけだからです。

また、そういう組織は往々にして、つまらない仕事ばかりで大したスキルも身につきません。

かりに、給料だけが良かったとしたら、ある程度お金が貯まったところで離れるといいでしょう。間違っても、長居しようなどとは思わないことです。

私自身の体験談

私がこのように考えるようになったのは理由があります。私自身、実際に何度もブラック企業やブラックな環境で仕事をしてきました。

ある職場は、異常に給料が安く長時間労働の職場でした。
またある職場は、パワハラが酷く精神的に余裕がなくなる職場でした。
そしてまたべつの職場は、肉体労働がキツく体力的に余裕がなくなる職場でした。

これらの職場で実際に働いてみると、まず毎日の仕事に追われ余裕がなくなります。仕事が終われば自分の部屋に戻り、食事をして風呂に入ったら寝る、そしてまた仕事に向かう。

そんな単調な毎日が繰り返されることで、いつしか何も考えず同じことを繰り返すロボットのようになっていくのです。まさに奴隷状態です。

そのような状態に陥ると、人は思考することをやめてしまいます。考えるというのは訓練が必要ですから、日々の積み重ねが物を言うのです。

思考をしない生活を長期間続けると、確実に思考力は低下していきます。思考力が低下した人には、単純な仕事しかすることができなくなります。そして、誰でもできる単純な仕事ほど給料は安くなるのです。

思考停止 → 単純作業 → 低賃金

この悪循環のループにハマってしまうと、なかなか抜け出ることができません。

だから、私たちはこのループにハマらないようにしていかなければならないのです。そのためには、職場をはじめとした環境を変えるということを意識しなければなりません。

完璧な環境というのはありませんが、条件を緩くすれば、それなりの環境は見つかるものです。それでも見つからないときは、時間とお金のどちらか一方を選ぶという手もあります。

今の自分には時間が必要だと思えば、給料が安くても時間に余裕のある職場を探す。
今の自分にはお金が必要だと思えば、時間に余裕がなくても給料のいい職場を探す。

人生は長期戦ですから、長い人生の一時期にそうした選択をするのもアリだと思います。そこで自分の目的が達成できたら、また条件のいい職場を探せばいいのです。

絶対に避けるべき職場

ただ、私が絶対に避けなければならないと思うのは、パワハラが酷い職場です。

パワハラが常態化したような、精神的に負担の大きい職場では、明らかに思考力は低下します。それは、仕事以外の日常生活にまで影響をおよぼし、創意工夫の余地をなくしてしまうのです。

間違ってもそんな職場に長居してはいけません。なんらかの理由があって続けるにしても、できれば3年以内、長くても5年が限度と考えて下さい。

それ以上はあなた自身に環境の悪影響が強くでることになるからです。

「朱に交われば赤くなる」ということわざにもあるように、悪い環境に長期間身をおけば、その悪影響は無意識のレベルであなたの精神を蝕むのです。

パワハラの酷い職場というのは、精神に悪影響しかありません。その悪影響は、創意工夫どころか、あなたの運さえも奪う結果になりかねないのです。