セックススキャンダルの謎を解く

ここ2~3年前くらいから、芸能人や政治家など、有名人の不倫報道が相次いでいます。

こうしたセックススキャンダルは珍しいことではなく、昔からありました。しかし、ここ最近の不倫報道の多さはどう考えても異常です。コンビニに置いている週刊誌の表紙を見ても、”不倫”の2文字を目にしない日はありません。

大企業など大きな組織や政治の世界など、セックススキャンダルを暴露することで、敵方を失脚させるのは、昔からよくある手法です。また、大きな問題が社会の裏に潜んでいるとき、それを覆い隠すために使われることもあります。

近年の不倫報道の多さは、どちらかといえば後者が目的のような気がします。今回は、「なぜセックススキャンダルが使われるのか?」「セックススキャンダルはどう使われるのか?」について考えてみましょう。

性はすべての人たちの関心事

結局のところ、性の問題というのは、人間である以上、ほぼすべての人の関心事といってもいいでしょう。小さな子供だとわからないかもしれませんが、大人なら誰でもセックスのことはわかります。

これが何を意味するのかといえば、セックススキャンダルに対する意見を言う人の絶対数が多くなるということです。

たとえば、社会全体に「浮気や不倫はいけないことだ」という価値観を浸透させておけば、浮気や不倫をした人は必ず批判されることになります。しかも、その批判する絶対数が他の物事に比べて圧倒的に多くなるのです。これが、政治経済や科学技術などの問題であれば、それらを理解できる人しか批判することができないでしょう。

そのため、セックススキャンダルは数の暴力が機能しやすい状態になるのです。「あなたはこれだけ多くの人から批判されているんだ」という状態を作り出しやすいのです。邪魔な政治家や有名人を陥れたいとき、セックススキャンダルが有効な手段となっているのはこのためです。

セックススキャンダルは世論誘導に使われやすい

ただ、私たちが気をつけなければならないのは、そのセックススキャンダルの裏に何か別の意図が潜んでいる場合があるということです。

たとえば、国民生活を守るため、消費税を引き下げる活動をしている政治家がいるとしましょう。彼は多くの人たちから人気があり、また実行力もあるため、消費税減税が実現しそうになってきました。

消費税を下げたくない勢力は、邪魔な政治家に対して、ハニートラップやでっち上げのセックススキャンダルで対抗します。このとき、メディアに取り上げられた記事を鵜呑みにして、「いい人だと思っていたのに・・・」などと考えるのは敵対勢力の思う壺です。

そう考える人が増えると、その政治家の人気は急落し、消費税減税は実現することがなくなってしまいます。こうしたことは、世の中にいくらでもあるのです。

私は、昔からメディアで取り上げられるセックススキャンダルの大半は、意図的に作られたものだと考えています。その内容を精査してみると、不自然なことが結構出てくるからです。

セックススキャンダルが一般企業で使われた例

セックススキャンダルといえば、有名人だけのものだと思いがちですが、実は普通に従業員100人くらいの会社でも行われることがあります。

私の地元には、ブラック企業として有名な会社があるのですが、そこでは美人の事務員さんが、美人局のようなことをしているとネットで暴露されたことがありました。たとえば、気に入らない社員に難癖をつけて辞めさせるため、その美人な事務員さんを近づけるわけです。

それを知らない男性は、その事務員さんと次第に親密になっていきます。何ヶ月か経ったところで、事務員が「あの人につきまとわれている」「レイプされそうになった」などと会社に告げ口をします。当然、その男性は懲戒解雇となり、退職金も支払われず会社から放り出されることになりました。

会社からすれば、気に入らない社員を退職金も払わず追い出せたわけですから、笑いが止まらないのでしょう。考えてみれば、その会社も事務員もロクなものではありません。ですが、こうした事例が現実にあるのです。

ついでにいえば、その会社はネットが普及するに伴い、そうした悪事が次々と暴露され、業績が急激に悪化、一時は倒産するのではないかという状態になりました。今では事業を大幅に縮小し、親族だけで細々とやっているようです。

セックススキャンダルに湧く人は踊らされやすい

芸能人の不倫などが報道されると、ネットの掲示板やSNSなどで次々と批判的な意見が発信されます。私は、ああいう状況を見るにつけ、「なんで他人の不倫がそんなに気になるんだろうか?」と不思議に思います。

そもそも、不倫などなにも珍しいことではありません。従業員が30人とか50人の会社でも、探せば1組くらいは不倫している人がいます。私がこれまで勤めた会社でも、不倫の噂というのは絶えずありました。

なので、そんなに気にする必要もないし、他人がどうこう言うことではないと私は思います。当人同士のことなのだから、自分や会社に実害がない限りは放っておけばいいのです。

私が感じるのは、他人の不倫や浮気を面白がって話すような人ほど、メディアに扇動されやすい人だということです。自ら考える力がなく、ただ目の前の性的な話題に飛びついているだけなのです。

そういう人たちは、本当に重要なことが覆い隠されていることに気づきません。

現時点でも、日本には重大な問題が山積みになっています。増税の議論、少子高齢化、貧富の拡大、中国からの威嚇、RCEP、種子法やワクチンの問題など。これらの方が不倫報道などよりよほど重要でしょう。すべて私たちの生活に直結することなのですから。

それなのに、日本のメディアはそうした重要なことをほとんど報道しません。多少報道したとしても、詳細まで報道することはないのです。それどころか、真実と真逆の報道をすることさえあります。これはもう、私たち国民にわかるよう説明する気がないとしか思えません。

一体どうなっているのでしょうか? そうこうしているうちにも、私たち国民の生活は刻一刻と悪化しているというのに。

私たちは、不倫や浮気など、わかりやすい話題ほど注意しなければなりません。テレビで不倫の話題が持ち上がったら、「なんで今、こんな話ばかりしているんだ?」と疑問を持たないといけないのです。

わかりやす話題ほど、私たちの注意を反らすため、あるいはもっと重要な物事を覆い隠すため、利用されやすいのです。不倫などのわかりやすい話題に飛びついてるうちは、自分は操り人形だと思ったほうがいいでしょう。

そこから抜け出せないうちは、本当に物事を考える人間にはなれないのです。もっと賢くなりましょう。さもないと、私たちは一生誰かに操られ、利用されるだけの人間に成り下がってしまうのです。