同じ行動の先には同じ結果しかない

あなたは普段、意識的に行動や習慣を変えるよう努力しているでしょうか?

「今の状況から抜け出したいけど、抜け出せない」そういう人は、まず自分の行動を意識して変える必要があります。

算数の問題で、1+1=2を百万回やっても答えは2から変わらないのと同じで、同じ行動を繰り返しても同じ結果しか生まれないのです。

悪い状況から抜け出したい人は、ここをまず知る必要があります。

今回は、行動を変えるためには、何をすればいいのかについて考えてみましょう。

環境を変える

一番手っ取り早く自分の行動を変えるには、環境を変えるといいでしょう。学生だと転校する、社会人だと転職する、といったことです。

自分の周囲の環境を変えると、強制的に毎日の行動を変える必要がでてきます。会社を変えれば働き方が変わります。毎日の出社時間も変わるかもしれません。

環境を変えることで、あなたの状況が良くなることもあれば、悪くなることもあるでしょう。そうした経験を積むことで、どうすれば自分の環境を良くすることができるのか、少しずつわかってくるようになります。

これは環境を変える経験をしてみないとわからないことです。

人間関係を変える

自分の行動を変えるため、環境の次にやりやすいのは人間関係を変えることです。

20~30年前の社会では、身近な人とだけつき合うことが主流でした。そのため、一人一人の世間が狭く、同じ行動パターンの人ばかりでした。

しかし、今ではSNSやメールなど、遠隔地にいる人たちと手軽に連絡が取り合えるようになりました。それは、昔と比べ、人間関係に変化を起こしやすくなったということです。実際に会わなくても、違った価値観の人たちが集まってコミュニティを作ることもできます。

そうなると、私たちは昔の人たちより、多くの価値観に触れ、考え方に柔軟性が出てくるようになります。情報が入ってこない時代は、「これしかない!」と誰もが思い込みやすかったのです。ところが、多くの価値観に触れられる今の社会では、「こうもできる、ああもできる」と様々な考えに想いを巡らせることができるようになりました。

結局、今も昔も私たちの情報源は、ほとんどが人間からなのです。

人間関係を変えると、新しい情報が入ってくるようになり、それによって、私たちは行動を変えることができるようになるのです。

たとえば、毎日同じ店にばかり食べに行っていたところ、友達から「もっといい店がある」と教えてもらったらどうするでしょうか? ほとんどの人は、「その店に行ってみよう」という気になるはずです。

そうして行動を変えた結果、あなたには何らかのメリットがもたらされるでしょう。行動を変えなければ、何もメリットがなかったところに、メリットを得る可能性がでてくるわけです。

習慣を変える

先の2つに比べて、この習慣を変えるというのが一番難しいかもしれません。なぜなら、自分の習慣を意識的に変えるには、自分を客観的に見つめなければならないからです。

毎日を漫然と送っている人は、自分の行動を振り返ることがありません。自分のことが見えていないのですから、習慣を変えることもできないのです。

自分のことを客観的に見つめられる人は、今の自分に何が足りないかわかるようになります。次にその足りないものを補うために、自分は何をすればいいのか考えるようになります。そして最期に、習慣を変えるという選択をするのです。

「成功習慣」という言葉があるように、日々の習慣を変えることで、人は成功に近づくことができます。逆に、ずっと同じ生活習慣を続ける人に成功は近づいてきません。

習慣を変えることで、あまり良くない結果になることもありますが、それも人生においては大切な経験なのです。習慣を変えたことで、悪い結果が出たのなら、その習慣をまた変えればいいだけの話なのです。

少なくとも、あなたの中には、「こうするとダメなんだな」という貴重なデータが残るのです。悪いデータをたくさん持っているということは、避けるべき要素もたくさんわかっているということです。

避けるべき要素を十分に知っていると、損失を最小限にすることができます。そういう人は、確実に良い結果をモノにしていくことができるようになるでしょう。

定期的に行動を変えると、自分の中に多様性が生まれる

「奥が深い」という言葉があります。奥が深いというのは、知っても知ってもまだ先に知らないことがあるという意味です。

私たち人間もこれと同じで、単純でわかりやすい人がいる反面、掴みどころがない人もいます。この掴みどころがない人が、奥の深い人です。

奥の深い人は、自分の中に多様性を持っているのです。そして、その多様性は過去に自分の行動をどれだけ変えられたかで決まるのです。

考えてみて下さい。

毎日毎日、同じ生活を10年間繰り返してきた人と、何度も何度も自分の習慣に変化を加えて10年間過ごしてきた人。どちらの人が奥が深いかといえば、間違いなく後者でしょう。

後者の人は、何度も習慣を変えてきたことで、多くの経験をし、自分の中に多様性が育まれています。それは、その人の行動や言動、考え方にいたるまで、その人の全てに影響を与えることになるでしょう。

そういう人は、どんな状況にも対応できるだけの力が備わります。対応力があると、自分に不利な状況でもひっくり返すことができるようになります。仮にひっくり返せなくても、被害を最小限に抑えることができるようになるのです。

それは、長い人生において、非常に重要な要素です。

人生では、どれだけ損失を抑えることができるか、変化に対応できるかで成功確率が決まります。変化の激しいこれからの時代、自分の中に多様性を持つことが成功条件になります。

そして、多様性を持つためには行動を変えるしかありません。行動を変え、結果を変えることができる人だけが、最終的に自分の望みを達成することができるのです。