世の中には、自分とどうしても合わない人がいます。
自分と合わないといっても、その人が必ずしも悪人というわけではありません。べつに嫌いというわけじゃないけど、一緒にいるとどうも居心地が悪いという人がいるのです。
仕事では、そういう人とも多少は関わらないといけないこともあるでしょう。なので、自分と合わない人といっても、そうした人との関係をすべて避けられるわけではありません。
ただし、プライベートとなると話はべつです。
自分と合わない人と長時間一緒にいると、確実にあなたの運は削られていってしまうでしょう。そのため、プライベートではつき合う人は選ばないといけないのです。
できるだけつき合いを避けた方がいい人
とはいえ、合わない人と一言でいっても色々なタイプがいます。ここでは、基本的に ”あまりつき合わない方がいい” と考えられる人同士のタイプを4つほど挙げてみましょう。
スピード感が合わない人
金銭感覚が合わない人
興味の幅が違う人
一緒にいると嫌な気分になる人
これは改めて説明するまでもないでしょう。基本的な考え方として、自分を嫌な気分にさせる人とはつき合わないのが運気を上げるための鉄則です。
嫌な気分になるということは、それだけであなたにとっては損があるわけです。そして、一度嫌な気分になってしまうと、どんな人でも多少は引きずってしまうものです。
嫌な気分の度合いにもよりますが、普通の人なら早くても1時間程度、酷いケースなら数日は引きずってしまうかもしれません。その間、あなたはネガティブな思考に何割かの意識を取られてしまうのです。
とくに、強い怒りの感情などは、かなりの量の意識を取られてしまいますので注意が必要です。
人は怒っていると、注意力が散漫になり記憶力が低下します。職場であれば、ミスが増えたり抜けがでたりする原因となります。怒り状態では人間関係も上手くいきません。
私自身も若い頃、怒りにまかせて車を運転していたら、車をぶつけてしまったことが2回ほどありました。怒りに気を取られて、どうしても注意力が低下してしまうんですね。
一般的に人を嫌な気分にさせるのは、他人を見下す人、馬鹿にしてくる人、パワハラ上司、ネガティブ思考が強い人、他人の悪口ばかり言う人、マウントを取りたがる人、といった属性の人たちです。
こんなことは、誰でもわかっているとは思いますが、こうした属性の人と嫌々ながらつき合っている人は案外います。これらの人たちが、たとえ金持ち、権力者、有名人でも、一緒にいて気分が悪くなることが多いのなら、私はつき合うことをオススメできません。
短期的にはあなたに利益があるかもしれませんが、長期的には間違いなく大きく運を落とす結果になるからです。
スピード感が合わない人
行動のスピードが速い人と遅い人、行動的な人と腰が重い人、早口な人と話すのが遅い人、頭の回転が速い人と遅い人、このようにスピード感が合わない人同士もあまり組み合わせとしてはよくありません。
人にはそれぞれ、心地よい生活スピードというものがあります。自分が心地良いと感じる生活スピードが保てない人同士だと、どちらかが一方的にストレスを感じることになります。
それではお互いに良い関係とはいえないのです。
とくに、行動が速くなんでも自分でできる人は、他人に合わせずどんどん行動した方がいいのです。そういう人が、遅い相手に合わせていると、行動の機会損失が拡大していくからです。(機会損失=運気低下)それは、行動の速い人にとってかなりのストレスとなります。
逆にスピードが遅い人にとっても、速い人にあわせるのはかなりのストレスとなるはずです。そうしたストレスを我慢して相手に合わせていると、いづれ体調を崩すことにもなりかねません。
ですから、スピード感が自分と合わない人とは、たまにつき合うくらいにしておいた方がいいのです。
金銭感覚が合わない人
お金を使いたい人と使いたくない人、お互いの買い物の金額に大きな乖離がある人、一緒にいて無駄な出費が多いと感じる人、これらは明らかに運が下がる組み合わせです。
単純に出費が増えるというだけでなく、コンプレックスを刺激されてネガティブな気分になったりすることもあるでしょう。
お金の使いどころが合わないという人もいます。
自分はこんなことにお金を使う必要がないと思っているのに、相手は絶対に必要だといってきかない。古いしきたりなど、お金を使う必要を感じない若者と、年寄りの間でよくあるパターンです。
あとは、お金を使いたいのに使わせてくれない、というのもストレスですね。
お金がないのならわかりますが、お金があるのに買いたい物を買えないというのは、お金を使いたい人にとってはかなりのストレスです。実際、これで離婚に至るケースもあるのです。
結局、お金中心に世の中が回っている以上、人生においてお金の問題は避けられません。
しかも、お金の問題は精神的にかなりの負担となります。ですから、金銭感覚が合わない人同士は、あまり深いつき合いをしない方が無難なのです。
興味の幅が違う人
興味の幅が広い人と狭い人、行動範囲が広い人と狭い人、知識欲が強い人と弱い人、これらの組み合わせもあまり相性がよくありません。
人はそれぞれ見ている世界が違います。同じ景色を見ていても、自分の内面に投影される広さや深さに違いがでてくるのです。
興味の幅が違う人同士は、感覚に大きな乖離があるので、どうしても話が合わなくなってきます。会話を深掘りしたい人もいれば、広く浅く会話を楽しみたいという人もいるからです。
以前、「IQが20違うと会話が成立しなくなる」という話を聞いたことがあります。
この話にどこまで信憑性があるのかわかりませんが、知識欲が旺盛な人とそうでない人とは、IQに大きな開きがありますから、趣味・嗜好などを含め、会話が成立しにくいところはあるかもしれません。
こういう人たちは、根本的にタイプが違うので、あまり長時間一緒に過ごすには向いていないでしょう。どちらかといえば、自分が知らない深い知識や広い知識を知りたいとき、参考に意見を聞くようなつき合いがちょうどいいと思います。
最期は距離感が重要
ここまで、サッと4パターンを紹介してきました。そうはいっても、身近な人に自分と合わない人がいるというのもよくある話です。親兄弟はもとより、親戚や従兄弟、会社の同僚や上司など。
そういった身近なところに合わない人がいると、つき合いを完全になくすことはできません。結局のところ、合わない人とのつき合いには距離感が重要ということになってきます。
ようは、合わない人とは深入りせずに、必要最低限の用事だけで終わらせる浅い関係を築けばいいのです。
一見すると薄情に思えるかもしれませんが、それが最終的にはお互いのためになるのです。合わない人に深入りしたところで、お互いの運気を奪い合うだけなのですから。